行こう!列車に乗って~山陰線+三江線


晴れの日の三江線列車
温 泉津へのプチ旅行のあくる日があいにくの雨模様となってしまい、急遽車窓の旅へと切り替えた。田舎の旅行は晴れの日は最高だけど、雨になると途端に大変に なる。足を奪われる感じなのだ。楽しくない。こういう時車の人は全く意に介さないでも良いんだろうなーと、少々愚痴も出るようになってはもうだめだと思っ て、好きな列車に乗ることにした。
温泉津駅に行って、「のんびりと、でもちゃんと帰ってこれる今日だけの西への列車の旅がしたいんですけど。」と窓口で言うと「?」な反応が最初返ってきた が、ようやく意味の解った駅員さんが色々と調べてくれて「じゃあ、この〇時の山陰線で益田まで行って、帰りに江津で三江線に乗り換えたらどうですか?」と いうことになった。
朝の10時前だった。駅員さんの言うその山陰線は温泉津駅を11時過ぎで、時間がかなりあった。「ますや」さんで借りた傘も返さなければいけないし、出来 れば昨日行けなかった温泉津焼きの窯元へも行こうという事になった。そして傘を返し、駅まで送ろうかと言う「ますや」さんのありがたい言葉をお断りし て、”大丈夫ですよね?”と窯元へ向かった。

し かし、温泉街から窯元までは徒歩で思ったよりも距離があり、小走りに必死に道を行ったけどやっと「椿窯」さんに着いた時にはもう11時前になっていた。お まけにお店で時間をかけてしまってもうその時間には間に合わない事になってしまい、「まあ、いいかー、次のにすれば」と駅に戻ったのだった。
しかし、そして駅で列車ダイヤを見た私の目が点になった。何と、次の益田方面行き山陰線は1時過ぎまでなかったのだ。ショック!!2時間も?!どうしよう?とまた悲しくなっ てしまった私達だったがどうしようもなかった。仕方が無いので”まあとりあえず腹ごしらえ”ということにして「あさぎや」さんへ向かった。そして、結局は これでよかったのかも知れないと思えるほど美味しい料理と生ビールで俄然幸せになった私達、今度は絶対乗るぞと余裕を持って駅へ再び向かったのだった。


江の川沿いの三江線

黒松駅でホームの三江線列車を山陰線列車より


車窓から日本海を望む


そして車内は・・・こんな感じなのでありました
そして晴れて車中の人となった。益田までは行けなくなってしまったので、とりあえず浜田まで。
温泉津から浜田までの山陰線は海岸線の旅だ。ずっと日本海が見える。ここらは大体、どの駅で降りても海水浴が出来るのではないだろうか?と、そうやって車窓からの日本海の眺めを楽しんでいるうちに雨 もあがって、雲の間から日が射して来た。石見地方独特の赤茶の瓦が光を反射して綺麗だ。浜田に着いた。駅の周りを一時間くらい散策した。そう、もう折り返 しの列車の時間だ。今度は江津で乗換え。そしてこれからが三江線の”鈍行”の旅だ。一両しかない車両、江津駅発車前のアナウンスで「三江線、三次行きには 車内にお手洗いがございませんので用のある方は事前に駅で行かれるよう願います。またその際は車掌に一言かけてくだされば幸いです」みたいなことを言われ た。置いてきぼりを食わないための配慮、心優しいな。ほとんどバスの感覚だ。
江津から三次までの三江線は海側の山陰線と違って山の中を走る。江の川と並んで山間を蛇行する。時速何キロなんだろうか?スローな旅である。私達の後ろに 少人数のシニアのグループ旅行があった。「江の川すいけいって何?」「すいけいって水の系のことよ」「あっ、そっかー」などと楽しそうなやり取りをしてお られた。どうだろう、こんな旅。都会の人はイライラするかもしれない。でも、目的地に如何に早く着くかということばかりにとらわれがちな現代の人にこそ、 この列車に乗ってみて欲しい。永遠に存続して欲しい三江線だ。



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